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肌再生を促す注目のスキンブースター「リジュラン」と「リズネ」とは?



 シミやたるみが目立ってきたわけではないけれど、なんとなく「肌が疲れている」「元気がない」——そんな漠然とした悩みにアプローチする美容治療として、今注目されているのが「リジュラン」「リズネ」。いずれも、肌本来の再生力を高めて、ハリ・うるおい・ツヤといった肌の“質感そのもの”を整えるスキンブースター治療です。

 今回はこの2つについて、分かりやすく深掘りしていきます。



◆ リジュランとリズネは「PN注入治療」の仲間


 リジュランもリズネも、主成分はポリヌクレオチド(PN:PolyNucleotide)という物質で、これはサーモン科由来のDNA断片を高純度に抽出・加工したもの。このPNが注射によって皮膚内に届けられると、細胞の自己修復力を高め、自然治癒力で肌を内側から立て直す働きがあります。



◆ 効果


  • 真皮の線維芽細胞を活性化 → コラーゲン・エラスチンの産生が促され、ハリや弾力が回復

  • 血管新生・炎症抑制 → 赤み、毛細血管、ニキビ跡の改善

  • 保湿バリア機能の強化 → うるおい、透明感、乾燥小じわの改善


特徴的なのは、“即効性より持続性”

ヒアルロン酸注射のように「その場でパンと膨らむ」わけではありません。数日〜数週間かけてじわじわと変化が現れ、肌の基礎体力を底上げするような変化を生みます。



◆ 痛み・ダウンタイム・副作用について


リジュランヒーラー

リズネ(Lizne)

注入される層

真皮(深め)

表皮〜浅層(浅め)

主な目的

肌再生・弾力・小じわ改善

保湿・ツヤ・くすみ改善

効果の出方

ゆっくり・持続性あり

比較的早い・即効性重視

ダウンタイム

やや長め(1〜3日)

軽め(半日〜1日)

痛みの程度

やや強め

やや弱め

向いている人

肌悩みが明確な人(しわ・たるみ等)

ナチュラルに肌を整えたい人



◆ どんな人に向いている?


  • 肌に疲れやくすみ、乾燥感を感じている

  • 注入系に興味はあるがナチュラルな仕上がりが理想

  • スキンケアで限界を感じてきた

  • 「予防美容」に取り組みたい



◆ 料金・施術ペースの目安


  • 1回あたり:20,000〜60,000円前後(クリニックにより異なる)

  • 初期は2〜4週間間隔で3〜4回 → その後は3〜6か月ごとのメンテナンス

  • セット割やコース料金の提供も多い



◆ リジュラン/リズネの注入量の目安(部位別・1回あたり)

部位

目安量(両側合計)


目まわり

0.5〜1.0cc

目の下の小じわ・くすみ・ハリ改善に効果的

頬〜ほうれい線

1.0〜2.0cc

ハリ・毛穴・乾燥ジワなどの改善目的が中心

1.0〜2.0cc

ちりめんジワ・皮膚の質感改善に有効

フェイスライン〜あご

0.5〜1.0cc

たるみ予防・肌の引き締め・キメ整えに

全顔トータル

2.5〜6.0cc

初回はこの範囲で設計されることが多い



◆ 歴史と開発背景


▶ リジュランの誕生(韓国発の再生医療技術)


 リジュランは韓国の再生医療研究から生まれ、2009年に韓国・シジェン製薬(Pharmaresearch)社が開発。当初はやけどや傷あとなどの再生治療用に使われていましたが、その肌質改善効果が美容皮膚科医の注目を集め、美容医療としての使用が広まりました。


▶ リズネの登場(“改良型PNブースター”として)


 リズネは有名なリジュランの特許切れを機に開発された後発品2020年代に登場した比較的新しい製剤で、PN濃度をやや抑え、より浅く・広く注入できるよう改良されています。開発元は韓国のLISCure社で、肌の再生だけでなく「保湿やツヤ改善」を狙ったナチュラル志向の設計になっています。



◆ リジュランとリズネの違い


 ほぼ同様の目的で使われることが多いですが、細かく比較すると以下のような違いがあります。

項目

リジュラン

リズネ

主成分

ポリヌクレオチド(PN)

ポリヌクレオチド(PN)

テクスチャ

やや粘度あり(重め)

なめらかで水っぽい(軽め)

痛み・腫れ

やや出やすい

比較的出にくい

向いている部位

頬・額・フェイスラインなど

目元・口元など繊細な部分

仕上がり

弾力・ハリ重視

ツヤ・透明感重視

ダウンタイム

半日〜2日

数時間〜1日



◆ まとめ 

目的と肌状態で選び分けるのが鍵


  • すでに小じわ・赤み・たるみなどが気になり始めているなら「リジュラン」

  • 肌が荒れてはいないけれど、質感やツヤ感をもっと良くしたいなら「リズネ」


 どちらも外見を急激に変えるものではなく、肌の質を“整えて戻す”ような治療。だからこそ、早めに始めることが最大の効果を生むポイントです。




◆おまけ  他の注入系肌治療との違いは?


 近年、肌質改善を目的とした注入治療はリジュラン・リズネの他にもさまざまあります。ここでは、有名な治療と比べて、どこが違うのかを分かりやすく整理します。

治療名

主成分

主な効果

向いている肌悩み

特徴(アプローチ)

ダウンタイム

推奨回数

料金相場(1回)

リジュラン/リズネ

ポリヌクレオチド(PN)

肌再生、修復、ハリ、弾力

小ジワ・乾燥・ゆるみ肌

自己治癒力を高めて再生を促す

ややあり(赤み・膨疹)

3〜4回/月1回

約3〜5万円/1cc〜2cc

スネコス

アミノ酸+非架橋ヒアルロン酸

ECM再構築、コラーゲン生成

ハリ・小ジワ・目元の老化

自然な肌質改善、軽めの再生刺激

軽度(腫れ少)

4回/週1回

約4〜7万円

プロファイロ

高濃度ヒアルロン酸(架橋+非架橋)

リフトアップ、保水、弾力

たるみ・乾燥・ゆるみ肌

生体刺激で肌を根本から改善

少なめ(注射部位の膨疹)

2回/1ヶ月間隔

約7〜10万円

ジュベルック

ポリデオキシリボヌクレオチド(PDRN)

肌再生、ハリ、小ジワ

ゆるみ・ハリ不足・ニキビ跡

リジュランに近い再生系注入

中程度(赤み・腫れ)

3〜4回/月1回

約3〜5万円/1cc〜2cc

フィロルガ(シャネル注射)

美容成分+非架橋ヒアルロン酸

ツヤ、透明感、美白、保湿

くすみ・乾燥・肌疲れ

美容成分を補うケア中心の注入治療

少なめ(針跡など)

3〜5回/月2回

約2〜4万円

✔ 簡単なまとめ

  • リジュラン・リズネ:肌そのものを“修復”する再生治療

  • スネコス:ECM(細胞外マトリクス)を整え、自然なハリを作る

  • シャネル注射:肌に必要な栄養素を“補う”ケア系の注入


 どれも「肌をきれいにする注射」ではありますが、

▶ リジュラン・リズネは再生医療の応用で“自分の力で肌を再建”するアプローチ

▶ 一方でスネコスやシャネル注射は補助・栄養を与えて変化を促すアプローチといえます。


 まずはお気軽にご相談にお越しください。

 
 
 

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